焦土の東京、写真にはっきり=最後の大空襲前後―地図センター(時事通信)

 東京最後の大空襲といわれ、約4000人が犠牲となった1945年5月の「山の手空襲」の前後に米軍が空撮した写真を財団法人日本地図センターが米国立公文書館で発見し、入手した。空襲前は密集する家々の屋根が黒く写っていた東京都心部や新宿、渋谷、目黒などの地域が、空襲後は白色に変わっており、焼失の様子がはっきりと分かる。
 同センターによると、米軍は戦時中、日本本土の空襲を実施したり結果を判定したりするために、軍事施設や都市部の空中写真を撮影。同センターは米国の秘密指定が解除された写真について2004年から調査し、今回の写真は昨年見つかった。
 入手したのは、45年5月24〜25日の山の手空襲に備える偵察のため同月17日に空撮された写真や、空襲後の5月28日の写真など。同センターは有償で提供する。 

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【フラッシュナビ】春版大掃除の実践者、2年前から43・9%増(産経新聞)

 INAX(愛知県常滑(とこなめ)市)が3月、20歳以上の既婚女性500人を対象に実施した掃除に関する調査によると、春から初夏にかけての大掃除「スプリングクリーニング」を実施する人は平成20年の調査の12・6%から56・5%に増加している。

 春の大掃除について良いと思う理由を聞いた質問(複数回答)では、「暖かいので体を動かしやすい」(92・6%)が最も多く、「窓を開けはなしても寒くない、水仕事がラク」(88・7%)、「暖かいので掃除をやる気になる」(72・2%)が続いた。

 一方、毎年恒例となっている年末の大掃除については、82・9%が「新年を気持ち良く迎えるために必要」と考えており、84・5%が昨年末に大掃除を行ったという。昨年12月に大掃除をした人のうち、57%が2月から8月に大がかりな掃除を実施すると答えている。

 春の大掃除を行う時期については、4月が40・9%、5月が44%と、両月に集中していた。

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指揮者・ゲルハルト・ボッセ 88歳が紡ぐ“みずみずしい音楽”(産経新聞)

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 88歳。余人には計り知れない長く深い物語がある。しかしこの人の音楽に老成の二文字はない。指揮すれば、いつも新鮮でみずみずしい音楽が紡ぎ出される。

 「何度も演奏した曲でも毎回いきいきとしたものを立ち上げ、生まなければならない。楽譜を読むごとに知識は増えるのだから」

 大阪・高槻に住む。精力的に指揮を続ける傍ら、名バイオリニストとして後進の指導にもあたる。「ステージの上に立つ人間は、作曲家が伝えようとした音楽内容を、感動として聴衆に伝えることに、全力を傾けなければいけない」と信念を語る。

               ◇  ◇  ◇

 早くから才能を示し、ライプツィヒ音楽大学に入学するが、その青春時代は第二次世界大戦下にあった。

 「ナチス統治下で、ユダヤ人作曲家のメンデルスゾーンの協奏曲は弾くことができなかった。同様にヴィニャフスキやヴュータン、イザイなど技術を身につけるために学ばなければならない作曲家にも触れることができなかった」

 しかし、何度もあった徴兵検査を病気などで不合格となったおかげで貴重な経験も。占領下のオーストリア・リンツにドイツの精鋭を集めてできた「リンツ帝国ブルックナー管弦楽団」で弾くチャンスを得て、若きカラヤンやフルトヴェングラーの音楽に触れた。「フルトヴェングラーにはクライマックスまで自然と連れていかれた。今でも指揮の参考にしている」

 終戦後の1955年秋からは世界屈指のオケ、ゲヴァントハウス管弦楽団の第1コンサートマスターに就任し、東独政権下で楽員をとりまとめる重責も担った。「団員の中にはシュタージ(国家保安省)の協力者がいたため、同僚同士でもオープンになれないなど極度の緊張があった。外の世界の人には分からないでしょう」と静かに話す。

              ◇  ◇  ◇

 外貨を稼ぐために世界中に演奏旅行をした。初来日は昭和36年。まだ新幹線もない時代に東京、福島、大阪、福岡と縦断した。「印象的だったのが聴衆の集中力の高さ」と語る。

 「ライブのときだけに起きることだが、演奏家が発信して聴衆が受信した後、聴衆の感動が見えない気のようなものになって返ってきて、演奏家の演奏がさらに高揚することがある。それを日本では強く感じる」

 平成6年からは東京芸術大学に招聘(しょうへい)されて、日本に居を移し、いまも後進の指導を続ける。「私の仕事は教育者として生徒を音楽家の扉まで連れて行くこと。そこからは生徒自らが扉を開かねばならないが、私の場合は時代を超えてきたのでいろんな経験の積み方を教えることができる」

 今月9日には、その才能を高くかっている郷古廉、三浦文彰という10代のバイオリニストを擁して高槻現代劇場でコンサートを開く。6月には神戸市室内合奏団を振ってR・シュトラウスなどを演奏する。

 音楽とともに進めてきた歩みは止まらない。長い物語はまだ続いていく。(文・安田奈緒美、写真・安元雄太)

 ■ゲルハルト・ボッセ プロフィル 1922年、ドイツ生まれ。音楽教室を営んでいた父親の影響でバイオリンを始める。ゲヴァントハウス管では30年以上第1コンサートマスターを務めた。日本では霧島国際音楽祭を創設。近年は指揮活動に専念し、神戸市室内合奏団音楽監督、新日本フィルハーモニー交響楽団ミュージック・アドヴァイザーなどを兼任する。5月9日午後3時からは、高槻現代劇場で大阪センチュリー交響楽団と共演し、バッハの2つのバイオリンのための協奏曲などを指揮する。

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